当協会について
当協会(1965年発足)は、ディスプレイ業界の融和協調のもとにディスプレイの総合的な進歩向上を図り、産業と社会を結ぶ創造活動を推進し、もって我が国、地元地域経済産業の発展に貢献することを目的とする。
主な協会活動
1. ディスプレイに関する市場調査及び研究資料情報の収集及び提供
2. 会員の取り扱うディスプレイに関する共同主催、共同加工、共同受注、並びに共同販売
3. 会員の事業に関する協定
4. 会員の事業に関する経営および技術の改善、向上または協会事業に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
ディスプレイは空間を媒体としたコミュニケーション手段の一つです。 情報伝達、販売促進、教育啓蒙等を目的に、伝えたい内容を一定の期間・特定の空間を通じて、参加した人々に直接・有効的に伝達する手段です。情報伝達メディアの切り口から言えば、送り手と受け手が互いに展示空間の中で出会い、直接的なインタラクティブ(双方向)コミュニケーションを前提にしていることが、他のメディアにはない特徴と言えます。また、空間を通して興味を喚起し、話題性・集客性・快適性などを伴いながら、購買の動機づけ・送り手のメッセージなどを伝達する機能を果たします。
ディスプレイdisplayの語源をたどると、ラテン語のdis-plicareに行きつくと言われています。 「折りたたんだものをひらく」意味ですが、そこから表に出す、あらわに見せる、並べる、広げるの意味になり、「人目をひくように形や配置を考えた上で公衆に見せること」つまり陳列、展覧、展示へと意味が拡大してきたと考えられます。
ディスプレイ業について
ディスプレイ業は、総合的な情報サービスの一環として、快適な空間・環境を創造する総合ビジネスです。単にモノの陳列や展示の造作物をつくるにとどまらず、人と人とが交流する空間づくり、コミュニケーション活動の全般にわたってその機能を発揮します。各種展示施設、商業施設、文化施設、イベントなど、対象とする空間は広範囲にわたり、生活の全てに深くかかわっていると言っても過言ではありません。さまざまな情報伝達・体験を通じて、生活・文化を豊かにし、私たちの暮らしを快適にデザインし演出していくことが、ディスプレイ業のもつ重要な役割であると考えます。換言すれば、ディスプレイは「場」を媒体として「情報性」をプログラミングし、コミュニケーションをデザインし、人を集め、空間を活性化させる業務です。私たちの活動領域は、街や都市の至るところに拡がっています。
なお日本標準産業分類では、ディスプレイ業を次のとおり説明しています。
日本標準産業分類・分類番号9291・ディスプレイ業
主として販売促進、教育啓もう、情報伝達等の機能を発揮させることを目的として、店舗、博覧会々場、催事などの展示等に係る調査、企画、設計、展示、構成、製作、施工監理を一貫して請負い、これら施設の内装、外装、展示装置、機械設備(音響、映像等)などを総合的に構成演出する業務を行う事業所をいう。